【第1368局】将棋にも間合いがある

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

少し長いですが、升田幸三先生の言葉を引用します。

「勝負には、どうしてものがれなく行くべきか、引くべきかというときがある。引くにひかれないとき、敵陣の包囲のなかや、あるいは数多い敵から脱しようというのが本能的に出て、”死中に活あり”で、むしろ強くあたることによって、みずから体当たりして脱却することが、勝負にはずいぶん多い。誰もいないところへ行くと、つかまえられる。むしろ人のおるところに活路がある。将棋にも、間合いというものがある。」(升田49)

 

「間合い」と聞くと、剣道や柔道をイメージします。将棋も同じ勝負事であるからと解釈することも可能ですが、私は武道だからではないかと思います。

升田幸三先生が将棋を将棋道と言ったのは、武道であるとみなしているからではないでしょうか。

将棋は、ただのゲームではないといわれることがあります。柔道や剣道がスポーツではなかったように、将棋もゲームではないという要素をこれからも受け継いでいきたいものです。

 

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ありがとうございました。

 

【第1367局】形ーそこから精神ができる

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

「その職業が、一見してわかるような人間になるな」(升田 1967: 32)。

これは、将棋研究もされていた幸田露伴が木村名人に言ったセリフです。

 

しかし、升田幸三先生は、職業が分かるほうがいいと主張します。

「形ーそこから精神ができる、という考え方なのだ。形というのは大切である。将棋には、形によって筋というものがあらわれてくるので、形のないところには筋も何もない」(升田 1967: 33)。

 

私は母から「一織はよく形から入るな、カッコつけや」と言われることがあります。

しかし、この場を借りて母に言いたいと思います。

「形ーそこから精神ができる」(升田 1967: 33)と。

 

参考文献:升田幸三,1967,『将棋野郎』秋田書店

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【第1366局】将棋の今昔

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

昨日、今週分のPodcastを収録しました。今週のテーマは、将棋の今昔です。

私たちは20代ですので、大山先生や升田先生などの世代を知りません。

 

私は、将棋の研究をしているということもあり、その時代の書籍を読む機会が多くあります。

書籍からでしか知ることはできないですが、その時代の将棋界を実際に生きてみたかったなと思います。

 

今回は、将棋界の今昔ということで、書籍で仕入れた昔の将棋界を採りあげながら話しました。

 

今週土曜日16:30にアップします。ぜひ聴いてもらえると嬉しいです。

 

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【第1365局】我流

皆さん、こんにちは。

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それでは対局を始めさせていただきます。

 

将棋が強くなるためにはどうしたらいいのでしょうか。

升田幸三先生は、

「なにも、手にとって、教えてもらわなくてよろしい。せめて、プロや、自分より上手なアマのやるのを、見るだけでいいから、よく見ること。それを何回かやっているうちに、だれでもふしぎに、何かしらをつかむものだ。そしたらつぎの段階にうつって、そこでまたつかむ。上達とは、こんなことの積みかさねなんじゃないか。

ただ、そのときに、気をつけねばならぬのは、一から十まで、見て、まねるのではなく、自分でこなし得ることだけをとりいれること。それからあとは、今まで通り、我流でゆくことである」(升田 1967: 43)といいます。

 

人に手取り足取り教えてもらっては、一見簡単なようにみえて、真の上達までは遠回りのような気もします。

上手い人のを見て、自分で実践する、そこに我流も取り入れる。

これが上達の近道なのかもしれません。

 

参考文献:升田幸三,1967,『将棋野郎』秋田書店

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【第1364局】将棋の基礎”読む”

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「将棋の基礎は”読む”ことだ。

将棋を指す基礎はこの一語につきる。したがって”読み”の深い人ほど強い道理である。

ところが弱い人というか、アマチュアの人というか、彼らは、どうしても自分の立場で”読む”傾向が強い」(升田 1967: 80)。

 

何手先まで読んだか、ただ単純に何手先を読むだけでは、意味がありません。将棋は相手がいなくては成り立ちません。相手の立場に立って、読むということが大切なのです。

 

これは、勝負の世界だけではもちろんですが、社会においてもいえることではないでしょうか。

そういう意味では、私たちには、”読む”ということが大切なように思います。

 

参考文献:升田幸三,1967,『将棋野郎』秋田書店

 

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【第1363局】勝負は、すべて目にある

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勝負は、すべて目にある

 

升田幸三先生の言葉です。

この言葉は、升田幸三,1967,『将棋野郎』秋田書店のまえがきにあります。

 

自分が棋士になっていなかったら、何をしているかという質問に、「僕は、目を見る商売になっていたのではないかと思う。勝負は、すべて目にある。結局将棋でないにしても、何らかの勝負の道を歩いていたのではないか。そういう気がする」(升田 1967)。

 

参考文献:升田幸三,1967,『将棋野郎』秋田書店

 

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【第1362局】米長理論

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

Podcast POINT将棋をアップしました。

今週のテーマは、米長理論です。

2日目に、米長邦雄先生についてのエピソードを書きました。

 

米長先生については取り上げられないくらい多くのエピソードがあります。

今回のPodcastでも、全ての米長理論を採り上げることはできませんでした。

今回は、自分達が気になったものを取り上げています。

ぜひ、下記のリンクから聴いてもらえると嬉しいです。

毎週土曜日16:30更新のPOINT将棋をよろしくお願いします。

 

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