皆さん、こんにちは。
将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。
それでは対局を始めさせていただきます。
「高飛車」という言葉は以前は将棋用語でした。今では、「高飛車」は死語化され「浮き飛車」「中段飛車」といいます。
広辞苑には、高飛車とは、飛車という駒が最強であることから、「あたまごなしに威圧すること」とあります。
江戸末期の「俚言集覧」に『高飛車で負けを引出す』とあったり、明治14年11月号「驥尾団子」に『飛んだ手に大手の高飛車』と題された政治漫画があります。これは、請願者が大きな手(官権)でおさえつけられて苦悶する風刺画であり、世論を煽りました。
庶民に馴染みある将棋の格言を用いた風刺画は強烈なインパクトがあるように思います。
このように、庶民に馴染みある言葉として将棋用語が使われていることからその当時どれくらい将棋が楽しまれていたかが分かります。
今回、将棋格言から学ぶとして、将棋普及を行なっていく際に、謙虚さを忘れず活動していきたいと思います。
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680文字により、対局終了になります。
ありがとうございました。