【第849局】右香落ち

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

将棋の勝敗は、偶然や運の要素には影響されず、ほぼ実力の差だけで決定するため、棋力(実力)の差が顕著な場合、常に一方的な展開となることが多いです。そこで、棋力の差がある対局者ができるだけ対等に対局するために、駒落ちというハンディ戦があります。

 

駒落ちとは、強い側(上手という)が、自分の持ち駒のなかから駒の一部を落とした状態で対局をおこなうもので、棋力の差の度合いによって、落とす駒の種類や数が変わり、棋力差が大きくなるにつれて、落とす駒の数が多くなります。

 

そんな駒落ちの種類は、

香落ち  左側の香
角落ち  角
飛車落ち 飛車
飛香落ち 飛車、左側の香
二枚落ち 飛車、角
四枚落ち 飛車、角、左右の香
六枚落ち 飛車、角、左右の桂香
八枚落ち 飛車、角、左右の銀桂香
十枚落ち 飛車、角、左右の金銀桂香

 

9つがあるとされています。

 

ですが、江戸期には、香落ちが2種類ありました

現代では、左側の香を落とすことが一般的ですが、江戸期には、左側の香を落とすパターン右側の香を落とすパターンに2種類がありました。 右側と左側が違うだけで変わるのかな?と思っています。

 

また、現代では、奨励会では香落ちをかなり勉強されるということを聞いたことがあります。

 

この香落ちは奥深いように思うので、駒落ちを研究テーマとしている者として色々と調べていきたいと思っています。

 

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870文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。