【第939局】駒台はなかった(後編)

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

駒台が江戸時代にはなかったと、昨日書きました。

 

では、いつ誰が開発したのでしょうか。

 

それは、明治末年であるとされています。

品川で料理屋を営んでいた飯塚力蔵という方が発案されました。

持ち駒の置き場に困る問題を解決しようと、

お雛様にお供えする際に使用する飾り台から閃きました。

 

そして、駒師の豊島太郎吉が製作し好評であり、一気に駒台が普及しました。

 

今では、盤を購入する際に駒台も付属してきます。

 

将棋を指す者の悩みを解決しようと、身近なものからヒント得て、それを普及させていく。

このような背景があって、今の私たちは、「持ち駒を見せろ!」なんて怒鳴ることなく、喧嘩がない将棋が指せているのですね。

 

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594文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。