【第1079局】最も古い将棋用語

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

将棋には、将棋用語という特有の用語が存在します。

現在、将棋用語は数多く存在し、森内俊之日本将棋用語事典」東京堂出版も存在するほどです。

そのなかで、「指す」という言葉は私たちにとってよく使うものではないでしょうか。

 

この「指す」という言葉は最も古い将棋用語だとされています。

藤原頼長の「台記」の泰治元年9月12日の条に「大将棋を指す」とあります。

また藤原定家の「明月記」にも将棋を遊ぶ、プレイすることを「指す」と記しています。

このことから、12世紀中頃以降から将棋を〈指す〉と言われていたことが分かります。

 

ですが、将棋を〈指す〉以外にも、「将棋有」や「将棋の興、あり」と他の言い方も存在していました。

では、なぜ現代に残ったのが将棋を〈指す〉なのでしょうか。

そういった考察はまだなされていないようで、これからの研究で明らかになるとまた面白い将棋の一面がわかるかもしれません。

 

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687文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。