【第1191局】将棋倒し

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

最近、将棋倒しで遊んだという人はそんなに多くはいないかと思います。私は、子どもに将棋を教えるとき、集中力が切れるなと思ったタイミングで将棋倒しで遊んだりします。

 

将棋用語には、いくつか日常的に使われるものがあったりもします。よく大学生なんか「詰んだわ…」なんて頻繁に使っているものです。(例えば、バイトのシフトを忘れていて、無断欠勤したときに、詰んだわ…だったり)私からすると、「詰将棋をしているのか?」と反応してしまうこともしばしば…(笑)

そして、この「将棋倒し」という言葉も日常的に使われるものでもあります。

ドミノ理論」なんかより「将棋倒し」と表現した方がよほど分かりやすかったりします。

 

実は、この「将棋倒し」という言葉は、14世紀の軍記物の「太平記」第7巻にそれがみれます。

「将棋倒ヲスル如ク、寄手四五百人、圧ニ討タレテ死ニケリ」(天狗太郎「将棋101話 庶民遊戯四百年の履歴書」、光風社書店、1976年.)

 

このことから、14世紀には、将棋用語は日常化されていたことがわかります。

将棋も将棋倒しも歴史深いものであり、私たちに身近な遊びであったのですね。

 

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781文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。