【第1194局】2七歩がない豊臣秀吉の将棋

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

将棋には、棋力の差がある対局者でもできるだけ対等にプレイし、対局として成立するために、「駒落ち」というハンディ戦があります。

将棋の駒落ちというハンディ戦は、実力が上である方が駒の数を減らすという、強い側の力を削ぐタイプのハンディ戦です。

 

しかし、弱い側からの立場からすると、駒を落とされてナメられてる感じがする…なんて思ったりすることもあります。

そう思った一人が、豊臣秀吉です。天下をとった豊臣秀吉は、社会的身分の低い大橋宗桂(将棋宗家)に駒を落とされ、その上、将棋に負けることを嫌いました。

そこで、弱い側(ここでは豊臣秀吉)が飛車先の歩(2七歩)を落としてプレイするという太閤将棋を提案しています。

駒を落としてはいますが、2七の歩兵がないことで、飛車が一手目にして、成ることができます。

こうした変則将棋を発明できたのは、負けず嫌いであった豊臣秀吉ならではの発想かもしれません。

 

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692文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。