【第1218局】行軍将棋

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

行軍将棋を、最近見なくなりました。

といっても、私はプレイしたことも見たこともありません。

行軍将棋とは、軍隊の階級などが駒となって、大将を捕まえる運要素を含む将棋です。

 

 高橋浩徳(2016)は、行軍将棋の利点を「戦争が身近にあった時代、敵がどういう配置で、どれがどう動いてくるかわからない というのは、将棋類よりもより現実に近く、親近感があったといえよう」といいます。

 

「推理やブラフの要素を取り入れた点は、実際の戦争に近いもので、将棋類を一段進化させたものと言えよう」とし、「行軍将棋は、この時期としてはあまりなかった、運の要素と技術の要素も持ち合わせたゲームといえる。相手の実態がわからないという、現実的でスリルとサスペンスに満ちたドラマチックな味わいがあり、開始前に作戦を立て、ゲーム中も相手の駒がわからないため、非常に頭脳的な部分を持っていた。開始時の配置を自由にできることによってゲームの展開は毎回変わるわけで、遊ぶたびに違う展開が楽しめるバラエティにんだ展開が楽しめるという特徴を持っている」と、高橋浩徳(2016)は行軍将棋の流行した特徴を指摘しています。

 

行軍将棋をプレイされたことがある方はまだまだいらっしゃると思います。

今の将棋と比較し、どの点が違うのか、どこが面白いのかを考えると面白いかもしれません。

私も機会があれば、プレイしてみたいと思います。

 

参考:高橋浩徳「日本と世界の行軍将棋–軍人将棋の発祥は日本だった–」、大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要18号、2016年.

 

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952文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。