【第1431局】段位が上だと強いのか?

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

将棋には、段位というものがあります。柔道でいう黒帯などのようなものです。

将棋の「段位」はその人の強さを示すものでしょうか。

マチュアにおいては、その人の実力を「段位」で示すのですが、プロにおいてはそうでもなさそうです。

 

「段位」は、江戸期に名人を基準として考えられたものです。
そうした「段位」はその人の実力を表すものとして厳格に決められていましたが、順位戦の登場により、その人の強さは随時変動するクラスで示されるようになりました。
 
今では、プロ棋士の実力は、順位戦で決められるクラスで表されます。
アマとプロでは「段位」の意味が変わってくるのですね。
 
「段位」がまだプロの世界でも実力を表す意味をもっていた頃の話。
九段戦という九段というタイトルをとるタイトル戦で、四段同士が対局していると、八段の先輩が来て「なんだ、二人足しても九段にならないじゃないか」(東 1996: 110)と言ったそうです。
 
今では、四段だろうと五段だろうとタイトルをとる時代です。

 

 

参考文献:東公平,1996,『熱闘!100番勝負ーー将棋・珍プレー好プレー朝日ソノラマ

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772文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。