皆さん、こんにちは。
将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。
それでは対局を始めさせていただきます。
中学生、高校生の頃、私は大会を主催するだけでなく、将棋大会にも出ていました。
大会でよく有段者の方は隣の対局を見たり、別の対局を見ていたりします。
そんな光景を見た初心者の私は、人の将棋を真似するため(いわゆるカンニング)だったり、集中力がないのかなと思ったものです。
自分も対局中なのに、なぜ他人の将棋を見るのか。
その疑問を羽生善治先生が解決してくれました。
「自分の将棋に集中していないんじゃなくて、自分のやることはもうやってしまっているから、することがなくて隣の将棋を見ているんですね。自分の手は指したとたんに興味がなくなっているんです。それで隣の将棋に興味をもって、隣を集中して見ていたりする。自分の手番がくると、またそこで集中して読んでいるんです一見すると落ち着きがないように見えるけれど、その子はずーっと集中はしているんです(笑)」(羽生 2001: 24)。
文献:羽生善治,2001,『簡単に、単純に考える』PHP研究所.
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716文字により、対局終了になります。
ありがとうございました。