【第958局】「鏡分金殿燭」

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

以前、鏡を見ることについて書きました。私たちは鏡を見ているようで、鏡を見ていない。鏡を通して自分自身を見ているだけだ、という内容です。

 

今回は、では、鏡そのものはどうなのか?という話です。


「鏡分金殿燭(かがみは、きんでんのしょくをわかつ)」という言葉があります。


鏡は、どんな豪華絢爛な宮殿の中でも、自分が豪華絢爛であると勘違いすることなく、ただ蝋燭を映す。

 

そういう意味です。


素晴らしいとか美しいものを映しているからといって、自分自身が素晴らしいものであると思い込むことはない。自分の目に映るものによって、自分の態度を変えたり、自分もその威を借りたりすることなどもないのです。


鏡は、鏡そのまま。すごい物を映しているから、その鏡もすごいわけではない。私も、鏡そのままでありたいと思います。

 

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643文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。