【第1733局】護摩行

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

久保利明先生は、王将位に復位した2003年春、鹿児島の最福寺護摩行をしたといいます。

護摩行に関しては以下のURL。

護摩行(ごまぎょう)とは?密教における火を使った荘厳で神秘的な儀式 | 【大阪の仏壇店】お仏壇の滝本仏光堂

意識がなくなるほど、過酷な修行みたいです。

 

将棋とは一見関係ないように思え、なぜ護摩行をされたのだろう?と思いました。

「心を鍛えたいと思ったんです。『心技体』という言葉がありますけど、かつての僕は、強くなるために、トップに立つために、技術だけを追い求めていたし、それが最善だとも思っていました。でも、棋士としてやっていくうちに、それだけではないんじゃないかと考え始めたんですね」(高川 2018: 119)と久保先生は言っています。

 

そして、護摩行をされた久保先生は、「苦しい中でも、確かに途中で気持ちよくなってくるような瞬間がありましたね。火と友達になれたような、どこかわかり合えたような…。『人生でこれ以上苦しいことはないんじゃないか』『これを乗り越えたんだから勝負にもプラスに働くだろう』『心は鍛えれば強くなる』…そんなことを思っていました」(高川 2018: 119)と言います。

 

護摩行で得たものを久保先生はどう将棋に結びつけられたのでしょうか。

久保先生は、何か将棋の真を追求されようとしているのではないか、とも私は思いました。

私も護摩行してみようかな…。

 

文献:高川武将,2018,『超越の棋士ーー羽生善治との対話』講談社

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983文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。