【第920局】人生に「難」はあるか？

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する？」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

何かの魅力を伝えるということは、簡単そうで、とても難しいことです。

私は、小学生のときから将棋を続けています。自分自身が将棋をするだけでなく、将棋の魅力を知ってもらおうと、高校生からの8年間、将棋に触れるきっかけを作る活動もしています。私は、将棋の駒の「歩兵」のように、一歩一歩、将棋の普及活動を行なってきています。

しかし、将棋の魅力を伝えるということはとてもじゃないですが、難しいことです。

今も何が正しいのか、何をすれば将棋を知ってもらえるのか、分かっていません。

「『難しい』ことが『無い』人生は、『無難』な人生。『難しい』ことが『有る』人生は、

『有難い』人生」

「難」という漢字に「苦」「困」「災」を加えると「苦難」「困難」「災難」になります。逆に、「難」が無い人生は「無難」です。

はたして、「無難」な人生を楽しいと思えるでしょうか。ですから、「難」が有る人生を「有難い」と思うようにします。

将棋を広める活動の「難しさ」も含め、これから「難」があったとしても、不幸だとばかり思わずに、試練を乗り越えることの喜びを感じ、「有難い」と思えていけるといいですね。

782文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。