【第1247局】なぜ将棋には装飾品がないのか

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

日本の将棋盤や駒には、豪華な装飾品が一切ありません。どちらも木材の美しさと漆の光沢ある黒のみです。貴族が使うにしても、庶民が使うにしても、同じものです。(少し木材や盤の厚みが違うくらいです。)

 

それに比べ、他国の伝統的なボードゲームはどうでしょう。金で装飾されていたり、緻密な彫刻がなされていたりと、これでもかと豪華な仕様になっています。また、使用していた階級層でもその装飾の度合いは異なります。

 

しかし、どちらもゲーム用具の域を超え、一つの芸術作品として採りあげられることもしばしばあります。この装飾品有無の違いは何によるものなのでしょうか。

 

これは各国の伝統的な歴史建造物や伝統芸術作品を参考にすれば答えが見つかるかもしれません。また、スティーブ・ジョブズ鈴木大拙に感化され、iPhoneにシンプルなデザインを求めたように、禅にも何か答えがあるかもしれません。

 

自分を鏡でみるように、日本人自身が、日本文化を見つめ直し、現代社会そして自分との関係を再認識することが重要ではないでしょうか。

 

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745文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。