【第1301局】升田幸三の駒の哲学

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

「将棋の駒を通して世の中を見る場合、駒の使い方にある点で、人事に通じるものがあるのを感じることがありますな。

 ま、常識的なことからいえば、その駒のもつ長所といいますか、個性といいますか、それを活かすように、活かすようにしてやるんです。欠点は欠点でカバーしてやりながら、その能力を発揮させる。ただし、敵の駒にたいしては、同じ扱いというわけには行かん、弱いところをつく、つまり欠点を追及するわけです。これがまぁ、常套です」(升田 2002: 32)

 

こうした升田幸三先生の駒の哲学たるものは勉強になるものばかりです。

ゲームという域だけにとどまらず将棋の深層部まで考察しています。これは升田幸三先生だからみえたものなのでしょうか。

 

参考文献:升田幸三、2002、『勝負』中央口論新社.

YouTube

https://www.youtube.com/channel/UCUcEJTD_O8JjybKd5lguebg?view_as=subscriber

Instagram 

https://www.instagram.com/iori101/

Twitter 

https://mobile.twitter.com/M_iori101

Podcast

https://anchor.fm/shogi_iori

 

639文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。

【第1300局】Podcast更新しました

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

本日、Podcast「POINT将棋」をアップしました。

今週のテーマは、得意戦法についてです。

皆さんの得意戦法は何ですか?

 

花村(1979)が「初心のうちから、いろいろな戦法を知ろうとするのは率の悪い上達法だ。しばしばいうように、戦法を覚える時間を、手筋を習得する時間にかえたほうが、はるかに早く上達する。

 そこで、私がそうだったように、一つの戦法を決め、そればかり指して、中盤のさばき方になれてしまうのがよい」(花村1979:59)というように、私自身もなにか1つの戦法(中飛車)に絞って覚えました。

 

また、「どんな戦法を選ぶかということになるが、『中飛車』が適当だろう。形がわかりやすく覚えやすい」(花村1979:59)といいます。

中飛車を使っている私もオススメします。

ぜひ!笑

 

参考文献:花村元司,1979,『ひっかけ将棋入門 たちまち強くなる』KKベストセラーズ

 

YouTube

https://www.youtube.com/channel/UCUcEJTD_O8JjybKd5lguebg?view_as=subscriber

Instagram 

https://www.instagram.com/iori101/

Twitter 

https://mobile.twitter.com/M_iori101

Podcast

https://anchor.fm/shogi_iori

 

687文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。

【第1299局】全局観で

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

「わが陣営の駒を、わざと成らさずに全体のバランスをとる、というふうにするには、すべてこれ、全局観というものがないと、やれません。局部観だけでは、そういう未熟な、至らん駒を至らなぬままにしておいて全体を活かす、それがそいつの能力を発揮させることになるのだという細工は、できないんです。

してみるとこの上者、うえの者というのは、将棋の駒を動かす場合、つねにどんなことをするときにも大局観にもとづいてやれる人、つねに全体のバランス、調和を念頭においてやれる人、ということになりますな」(升田 2002: 33-34)。

 

人生においても局部観だけでなく、全局観で物事をみていく。そして、判断をしていく。

将棋だけに限らないことです。

 

参考文献:升田幸三、2002、『勝負』中央公論新社

 

YouTube

https://www.youtube.com/channel/UCUcEJTD_O8JjybKd5lguebg?view_as=subscriber

Instagram 

https://www.instagram.com/iori101/

Twitter 

https://mobile.twitter.com/M_iori101

Podcast

https://anchor.fm/shogi_iori

 

636文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。

【第1298局】調和

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

囲碁棋士呉清源の著書のタイトルにもあるように、碁は調和という言葉があります。

こうしたことは、将棋にもいえると花村(1979)はいいます。

 

「平手などは、つり合いのとれた手を指すのが正しい指し方で、それを乱したほうが不利となる。つり合いのとれた手とは、簡単にいえば相手とおなじような手のことである。だから、序盤は自分からうまいことをしようなどと考えずに、相手と似たことをやっていれば、すくなくとも不利にならない。」(花村 1979: 39)

 

このことは、囲碁や将棋だけに限らず、コミュニケーションにおいてもいえることではないかと思います。

 

参考文献:花村元司、1979、『ひっかけ将棋入門』KKベストセラーズ

 

YouTube

https://www.youtube.com/channel/UCUcEJTD_O8JjybKd5lguebg?view_as=subscriber

Instagram 

https://www.instagram.com/iori101/

Twitter 

https://mobile.twitter.com/M_iori101

Podcast

https://anchor.fm/shogi_iori

 

605文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。

【第1297局】Podcast収録しました

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

昨日の夜、今週分のPodcast「POINT将棋」を収録しました。

 

今週のテーマは、得意戦法についてです。

いやいや、あんたらの得意戦法なんて興味ないよ(特にIORI)って思わず、何か作業しながらでも聴いてもらえると嬉しいです。もちろん、通勤通学時間でも聴いてくださるとありがたいです。

 

皆さんは、どういった経緯で得意戦法を持ちましたか?

この戦法を使っている人はこういう人格また性格だっていう関連性もみられると面白いですね。というか、そもそもそこに関連性ってあるのか…?

 

今週の土曜日16:30にアップしますので、ぜひ聴いてください!

 

 

YouTube

https://www.youtube.com/channel/UCUcEJTD_O8JjybKd5lguebg?view_as=subscriber

Instagram 

https://www.instagram.com/iori101/

Twitter 

https://mobile.twitter.com/M_iori101

Podcast

https://anchor.fm/shogi_iori

 

567文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。

【第1296局】将棋は直感で

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

花村(1979)は「将棋は直感で指せ」といいます。

以前、私の好きな言葉で「直感は知性よりも強力」を紹介したことがあります。

この言葉と出会ったのは、かれこれ何年も前(高校生くらいか?)のことなので、誰の言葉か覚えていませんが、自分のLINEの一言にずっと書いているくらい好きな言葉です。

 

花村元司先生は、なぜ「将棋は直感で指せ」と主張するのでしょうか。

 

「誇れる将棋術といえば、気持を動揺させること、迷わせること、それにいまいった、勝ち方の上手さ、この三つである。そして、その術は、私の直感から生じる。私は、だから何事においても直感というものを重視する」(花村 1979:34)

 

こうしたことは、将棋にかぎらず、人生に勝つ秘訣だろうと思う(花村 1979:34)といいます。

 

参考文献:花村元司,1979,『ひっかけ将棋入門 たちまち強くなる』KKベストセラーズ

 

本日、第2回将棋フォトコンテスト夏の一手の審査を京都にて行いました。

審査の様子の動画をこれから編集していきます。

結果発表まで今しばらくお待ちください。9月中には賞品発送まで行う予定です。

 

YouTube

https://www.youtube.com/channel/UCUcEJTD_O8JjybKd5lguebg?view_as=subscriber

Instagram 

https://www.instagram.com/iori101/

Twitter 

https://mobile.twitter.com/M_iori101

Podcast

https://anchor.fm/shogi_iori

 

774文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。

【第1295局】これから始めるという気持ち

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

私は、将棋初心者のもっと手前、まだ将棋を知らない人に将棋を知ってもらいたいという思いで活動してきました。

しかし、いまだ自分が納得いくような企画、活動ができていません。

というのも、将棋大会などはすでに将棋を知っている人に向けての企画だからです。

幼稚園などの施設に将棋を教えにいき、そこに将棋盤駒を寄付する、また海外ではアニメイベント(アニメ好きが集まるイベント)で将棋ブースを出して、コスプレして将棋を教えたことは少し近いかなと思います。しかし、まだまだ納得はできていません。

まず、将棋を知らない人に将棋を知ってもらうにはどうしたらいいのでしょうか。

今年に入って、私はロードバイクにハマっています。私はどういう経緯でロードバイクを知ったのか、そしてどこに魅了されてハマっているのでしょうか。

こうしたことを分析すると何かヒントがありそうな気がしました。

 

すでに、将棋をしている私は、将棋を知らない人の気持ちが分からない状態です。

ですが、何かにハマる何かを知る、その行動は今でもしています。それを分析することで何か共通点があると思っています。

今の私は、まだまだ考える必要がありそうです。

 

YouTube

https://www.youtube.com/channel/UCUcEJTD_O8JjybKd5lguebg?view_as=subscriber

Instagram 

https://www.instagram.com/iori101/

Twitter 

https://mobile.twitter.com/M_iori101

Podcast

https://anchor.fm/shogi_iori

 

792文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。