皆さん、こんにちは。
将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。
それでは対局を始めさせていただきます。
「将棋の駒を通して世の中を見る場合、駒の使い方にある点で、人事に通じるものがあるのを感じることがありますな。
ま、常識的なことからいえば、その駒のもつ長所といいますか、個性といいますか、それを活かすように、活かすようにしてやるんです。欠点は欠点でカバーしてやりながら、その能力を発揮させる。ただし、敵の駒にたいしては、同じ扱いというわけには行かん、弱いところをつく、つまり欠点を追及するわけです。これがまぁ、常套です」(升田 2002: 32)
こうした升田幸三先生の駒の哲学たるものは勉強になるものばかりです。
ゲームという域だけにとどまらず将棋の深層部まで考察しています。これは升田幸三先生だからみえたものなのでしょうか。
参考文献:升田幸三、2002、『勝負』中央口論新社.
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639文字により、対局終了になります。
ありがとうございました。