【第1085局】9×9マスの中だけで

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

当たり前のことですが、将棋をプレイする時、私たちは将棋駒と将棋盤を使います。

 

ロジェ・カイヨワの「遊びと人間」で、「実際、遊びは本質的に生活の他の部分から分離され、注意深く絶縁された活動であり、それはふつう、時間と場所の明確な限界の中で完成される。遊びの空間というものがある。マレルの方陣、チェス・ボード、碁盤、スタジアム、トラック、運動場、リング、舞台、円形、闘技場などがそれである。この観念的境界外で行われることは計算にはいらない。過ちにせよ、偶然にせよ、必要があってにせよ、囲いから出たり、ボールを区画の外に出したりすると、時には失格し、時には罰をうける。」とある。

 

私たちは、9×9のマス目(将棋盤)という限られた場所で、最善の動きを考え、駒を動かしていきます。

たとえ、対局する両者に年齢差や社会的地位に差があろうと、盤外の戦いは決してありません。上司だからといって、盤外から余計に駒を追加するなんてことは許されませんよね。

こうしたことは、将棋規範や対局秩序を守り保つため、といえるのではないでしょうか。

 

 

 

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755文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。