皆さん、こんにちは。
将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。
それでは対局を始めさせていただきます。
昨日、悩むことこそが面白いと書きました。
しかし、悩んだからといって最善手が指せるとは限りません。
というか、最善手を選択できることなど稀です。将棋をしている方はわかるかと思いますが、何十通りの手を全て検討していくなんて無理です。そして、そのほとんどの手は最善手ではありません。
最善手が選択できればいいのですが、ミスをすることの方が多い。これは、ミスをした場合どう対応した方がいいのかを考えることも重要です。
では、ミスをした場合どうすればいいのでしょうか。
羽生善治先生は、答えが二つあるといいます。
「一つは、悔やんでも仕方ないので、それまでのことはすべて無にして、『自分の将棋は次の一手から新たに始める』と思うことだ。もう一つは、忘れることである。」(羽生善治「大局観-自分と闘って負けない心」、角川書店、2011年.)
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660文字により、対局終了になります。
ありがとうございました。