【第1276局】囲碁でお互いを知る

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

今回、囲碁の話を採りあげてみようと思います。

少し、長い引用になりますが、お許しください。

 

 戦後、中華人民共和国との国交回復に先鞭をつけた自民党の長老、松村謙三氏は一九五九年に北京を訪れ、副首相・外交部長の陳毅氏と復交、貿易等に関して会談したが、両者の主張に大きな隔たりがあってどうにも歩み寄れなかった。数日の会談で疲れ切った陳氏は明日は休養しようと提案し、「ところで、あなたは碁を打つか」と訊いた。「碁は好きだ」と松村氏が答えると「それはいい、明日は政治の話はよしにして、二人で碁を打とう」ということになった。(大室 1995: 2)

 

結果、

 

 翌日、両氏は囲碁で一日を過し、心から打ちとけることができた。困難をきわめた政治向きの話は一応棚上げし、ともかく貿易はやろうということになったのである。(大室 1995: 2)

 

これは、まさに将棋でいう「棋は対話なり」ではないかと、この話を読み、思いました。

将棋でもこうした話が実際にあるのかと思い、今後調べてみたいと考えています。

 

参考文献:大室幹雄,1995,『囲碁の民話学』せりか書房.

 

【ご報告】

今、『第2回将棋フォトコンテスト夏の一手』を開催中です。

募集期間は、8/1〜31日となっています。

グランプリには、榧の卓上将棋盤を、入賞には、棋書や扇子、揮毫、特別賞には、宿泊チケット等を準備しています。

グランプリ賞品は、珍しいデザインされた榧の卓上将棋盤です。なかなか手に入らないものかと思います。ぜひ、グランプリ狙ってください。

審査員は、都成竜馬七段、武富礼衣女流初段です。

1人何枚でも、応募できるので、ぜひ参加お待ちしております。

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1017文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。