皆さん、こんにちは。
将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。
それでは対局を始めさせていただきます。
先崎学は「将棋は、残念ながら、サッカーや野球などのスポーツと違い、動きはすべて両対局者の頭の中に在るため、そこをつつかなければ、観ている方は楽しみを享受することができない」(先崎 2014: 284)と言います。
続けて「もし将棋が、サポーツや絵画、小説などのように、視覚的に『感じる』ことができるものだったら、これらの悩みは一気に解決する」(先崎 2014: 284)と言います。
私が動画を作るときに、将棋の面白さをどう表現していいかわからないと言っています。これは将棋に動きが極端に少ないからです。もちろん、動かない美しさというものはあるかもしれません。しかし、将棋のそのものの面白さは考える過程にあります。そこをどのように表現すればいいのか、これからの課題です。
文献:先崎学,2014,「頭の中を翻訳する」後藤元気編『将棋エッセイコレクション』ちくま文庫,281-6.
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743文字により、対局終了になります。
ありがとうございました。