【第1030局】誰もが物語で生きている

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

誰もが物語を生きている

私は、誰もが物語を生きているのではないかと思います。

 

そこには、ただ、「物語を読んでいるのか」「物語を書いているのか」の違いしか存在しないように思います。

 

私たちは、通常すでに存在している物語、例えば、学生はこうである、男性は女性はこうである、といったものを読んでいます。その物語をもとに生きています。

しかし、自分に見合った物語がない場合があります。例えば、学生でもなく、社会人でもなく、フリーターでもなく、または、男性でもなく、女性でもない、といった方も少なからず存在します。

そうした方達は、自分で物語を作るしかないのです。

そうして現実を物語化していくことによって、納得し、前に進むことができるのです。

 

将棋においても自分自身が主人公の物語を書いているように考えられるのではないでしょうか。

未だ攻略されていないゲームにおいては、自分で駒を進め、物語を作っていくしかありません。それも、一人で書き上げるのではなく、二人で。

その物語は、棋譜として残され、長年多くの方に読まれます。

 

私たち将棋をしている者は、世にも珍しいスタイルの二人で作り上げた物語を読み、また自分達で書いていくという世界で生きているのではないでしょうか。

 

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822文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。