【第1158局】将棋盤駒に敬意を

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

刀は、忠誠や名誉の象徴であり、自尊心や責任感をいだかせます。

「刀はその持ち主のよき友として愛用され、その親愛ぶりを表わすにふさわしい愛称がつけられた。そして敬愛の念がたかまると、ほとんど崇拝といってよい感情の移入が行われる。」(新渡戸稲造「武士道」、三笠書房、2013年.)

 

私は、いつも将棋盤や駒の前に座ると自分自身が決めて指す一手一手に責任感があるように感じます。

床に置かれた刀をまたぐなど絶対に許されません。

それは、将棋盤駒も同じです。

 

将棋棋士や将棋を楽しむ者にとって、将棋盤駒は良き友でもあるとともに、刀と同じように敬意が払われています。それは、駒箱を開ける動作から、並べる所作、最後の将棋盤への一礼からわかります。

 

こうしたことから、将棋盤駒は道具の域を越え、芸術として存在しているのかもしれません。

 

 

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655文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。