【第1560局】将棋はその場しのぎ?

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

羽生善治先生は、「将棋は大海原みたいなもの」(羽生 2001: 139)といいます。

序盤の部分までは決まった海路通りでいけるけれども、その後さまざまな波がきます。その波と対面したその場で考え決断していくといいます。

 

対談相手の二宮はその場しのぎを臨機応変と言い換え、社会で必要な能力であると言います。

 

将棋のプロであっても正解手は誰もわかりません。同じ将棋はないとまで言われているので、その対局その対局、未知の波に立ち向かわないといけないのです。

来る波があらかじめ、わかっていればあんなに何時間も迷う必要はありません。

そうなると、臨機応変に対応できる能力を身につける必要があるのです。

 

将棋は教育にも役立つと言われますが、指示待ちの人や指示がないとうまく動けない人、自分で判断できない人が多いと言われる現代社会において、将棋で身につけたその場しのぎ(臨機応変)の能力は役に立つのではないかと思います。

 

文献:羽生善治,2001,『簡単に、単純に考える』PHP研究所

 

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731文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。