【第1671局】2種類の観る将

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

「観る将」は、今では聞き慣れた言葉かと思います。私もここで何度も取り上げたものです。

その「観る将」には2種類あると、永井(2023)は言います。

「王家の人々や上級貴族が、将棋を観る遊戯と考え、自分が指して遊ぶとは考えていなかったことである。平安時代鎌倉時代天皇や王家の人々、摂関家といった上流社会は、殿上人・女房・家司といった部下が指す将棋を観ることを楽しんでいる」(永井2023:174)。

 

どう「観る」か、ということの違いですね。それぞれ将棋の捉え方は違ってきますし、その楽しさや面白さも違うと思います。

私は、どちらの楽しみ方もいいなと思いますし、私自身もどちらの見方でも楽しんでいます。少しは将棋も指すことから最終的には、「指す将棋を観る」方に行っちゃいますが…。

 

文献:永井晋,2023,『将棋の日本史ーー日本将棋はどのように生まれたのか』山川出版.

 

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736文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。