【第1852局】貴族が賭博

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

賭博と聞くと、「やってはいけないもの」というイメージが真っ先に出てくると思います。

 

賭博について、増川宏一の『賭博Ⅲ』を読んでみました。

「『看聞御記』も含めて当時の賭博は、賽賭博、栗賭博、小弓、聞香、闘茶、連歌であり、伝統的な賭博で最も多く行われている囲碁、雙六である。この他に、雀小弓、文字書(または文字合)—偏や造りから文字を創っていく遊び—、将棋、貝覆、闘鶏、鶯合、羽根つきとみなされる「こきの子勝負」(永享6年正月19日)、掌中に握った小石などの数を当てる「軟語」または「なんこ」(嘉吉元年4月1日)と実に16種類の遊びに賭けられている。これからみると、いかに貴族達がよく遊んでいたか推量できる」(増川 1983: 75)。

 

こんなにも遊びに賭けられていることから考えると、賭けは、既存の遊びをより面白くするための一種のスパイス的なものだったのではないでしょうか。

 

文献:増川宏一,1983,『賭博Ⅲ』法政大学出版局

 

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767文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。