皆さん、こんにちは。
将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。
それでは対局を始めさせていただきます。
棋士が対局中に食べるご飯やおやつが「将棋めし」として報道され、観る将を魅了しています。
実は、将棋めしは江戸期からあったのかもしれません。
『大橋家文書』には、御城将棋の際に食べた料理のことが記録されています。
一、御城において朝晩に御料理を下さいました。
一、本膳 白木具
一、二膳 同
一、朱椀 皿
一、二汁七菜
一、御酒 数献
一、御すい物
一、御肴 色々
一、御菓子 ぶたう、かき、へぎに据え銘々に
給士は御坊主衆、福阿弥老、珍阿弥老ならびに組頭衆が御付きになっての馳走でした。右が過ぎて御数寄屋方より御濃茶が出て二ふくに立ち、朝晩下さいました(増川 2021: 106)。
出された料理は豪華なものであり、祝賀などの際に出される料理と同等であったようです。
なぜ、将棋の際に食べる料理は注目されるのでしょうか。
この関係性や歴史を調べてみると、また新しい将棋の一面が見えてきそうですね。
文献:増川宏一,2021,『〈大橋家文書〉の研究:近世・近代将棋資料』法政大学出版局.
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728文字により、対局終了になります。
ありがとうございました。