【第1595局】水無瀬

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

「字は第二の顔」と言われます。字はその人を写すようです。

将棋における字といえば、将棋の駒の書体です。将棋の駒の種類は漢字で表されていますが、その駒を表す書体の種類はいくつもあります。

その一種に水無瀬という書体の駒があります。

実は、水無瀬の駒は江戸期から高級であったようです。

『大橋家文書』に御城将棋での様子が書かれています。

 

御紋の付いた 碁盤で一番 同 一番 御紋の付いた将棋盤 駒箱、梨子地。駒は水無瀬殿兼俊書二番(増川 2021: 104)。

 

あの五角形に、将棋の駒に合う書体は水無瀬だったのでしょうか。

水無瀬に限らず、そのほかの書体も長い年月使われてきて、現代まで受け継がれています。

伝統とは凄いです。

 

文献:増川宏一,2021,『〈大橋家文書〉の研究:近世・近代将棋資料』法政大学出版局

 

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650文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。