【第1435局】準備が必要である

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

私は、将棋から多くことを学びました。

そのひとつに、全てにおいて準備が必要であるということです。

将棋をする際に、必ず駒を並べる必要があります。それもお互いで。

駒を並べる行為って正直めんどくさいですよね。でも、「私の方が強いからお前が並べろ」なんてことはならないわけです。

これは、プロにおいてもそうです。確かに、棋力が上の者が上座に座りますし、先に駒を並べ始めます。ですが、お互い一緒に駒を並べ、対局の準備をしていくわけです。

 

オンラインで将棋をする際にはすでに駒は並んだ状態ですし、海外でチェスをするときは対局前に駒が並んでいました。オフラインでする将棋は決してそうしたことはありません。

私は、どんな立場になろうと、たとえ、めんどくさいと思っても、準備は必要であると、将棋から教えてもらいました。

 

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ありがとうございました。

 

【第1434局】和敬清寂

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

利休が茶道の精神を表した和敬清寂という言葉があります。

 

和やかな心で、お互いが敬い合う。身も心も清らかであり、動じない心をもつ、という意味です。

 

この言葉、将棋にも通じるのではないかと思いました。

将棋は勝負事ではあるが、和やかな心で、お互いが敬い合うことが大切です。そうでなければ礼にはじまり礼におわるなんてことは将棋に入ってこないと思います。

 

たとえ、相手が自分の想定していない手を指してきても、身も心も清らかで、動じない心をもつが大切です。勝った側は、決してガッツポーズはせず、負けた側は必ず「負けました」と自分から負けを認めます。

 

そうしたところに、将棋の美意識があるように思います。

 

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【第1433局】将棋を世界に広めるためには

皆さん、こんにちは。

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私は、これまで将棋を世界に広めていこうと活動してきました。

しかし、世界で将棋が楽しまれるようになるには、そう簡単ではありません。

大山先生や升田先生の師匠である木見金治郎先生は、次のように言います。

「将棋の国際化には、日本人によるチェスの世界制覇が必要だ。及ばずながら拙者が、手始めにアジアの強者と試合をしてみたい」(東 1996: 174)。

 

チェスを日本人が制覇すると、日本の将棋はより高度なゲームではないかと注目されるわけです。

ゲームプレイヤーは、より複雑で面白いゲームを楽しみます。

 

なるほど、日本人がチェスを制覇するということは、将棋を世界へ普及する有効な手法なのかもしれません。

 

参考文献:東公平,1996,『熱闘!100番勝負ーー将棋・珍プレー好プレー朝日ソノラマ

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【第1432局】将棋のハンデ戦

皆さん、こんにちは。

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それでは対局を始めさせていただきます。

 

本日、Podcast「POINT将棋」を更新しました。

今週のテーマは将棋のハンデ戦です。

 

実は、将棋のハンディキャップは私が大学院で研究しているテーマでもあります。

ですが、ここでは将棋のハンデ戦の大枠を話しました。

 

将棋のハンデ戦は、公式的に駒落ちというものがあります。

一回は駒落ち対局をしたことがあるかもしれません。

将棋には、駒落ちというものがメジャーではありますが、ローカルルールも実は存在しているのです。

そうしたローカルルール、また私たちが実際に考案し、将棋大会で導入したものについても話しています。

 

来週のPodcastは、将棋アプリについてです。実は、私、将棋アプリ開発に…🤫

次回のお楽しみです。しえすたさんもビックリしていました。

 

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【第1431局】段位が上だと強いのか?

皆さん、こんにちは。

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それでは対局を始めさせていただきます。

 

将棋には、段位というものがあります。柔道でいう黒帯などのようなものです。

将棋の「段位」はその人の強さを示すものでしょうか。

マチュアにおいては、その人の実力を「段位」で示すのですが、プロにおいてはそうでもなさそうです。

 

「段位」は、江戸期に名人を基準として考えられたものです。
そうした「段位」はその人の実力を表すものとして厳格に決められていましたが、順位戦の登場により、その人の強さは随時変動するクラスで示されるようになりました。
 
今では、プロ棋士の実力は、順位戦で決められるクラスで表されます。
アマとプロでは「段位」の意味が変わってくるのですね。
 
「段位」がまだプロの世界でも実力を表す意味をもっていた頃の話。
九段戦という九段というタイトルをとるタイトル戦で、四段同士が対局していると、八段の先輩が来て「なんだ、二人足しても九段にならないじゃないか」(東 1996: 110)と言ったそうです。
 
今では、四段だろうと五段だろうとタイトルをとる時代です。

 

 

参考文献:東公平,1996,『熱闘!100番勝負ーー将棋・珍プレー好プレー朝日ソノラマ

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【第1430局】将棋でも諦めたらそこで試合終了?

皆さん、こんにちは。

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「あきらめたらそこで試合終了ですよ」

スラムダンク」という漫画の有名なセリフです。

 

将棋においても、この名言は通じるのでしょうか。

 

昭和32年、高柳八段と升田三冠の対局(段位は当時のものです)。

升田先生は、対局中に「詰みだな」と呟いたそうです。その升田先生の言葉を聞いた高柳八段は、「あ、そうか、詰みか」と投了。

感想戦で、隣で対局していた広津七段が、なぜ詰むのか尋ねたところ、両対局者は「あっ!」とさけんだそうです(東 1996)。

 

実は、詰んでいなかったのです。東もいうように、投了は最大の悪手(東 1996: 103)ですね。

 

参考文献:東公平,1996,『熱闘!100番勝負ーー将棋・珍プレー好プレー朝日ソノラマ

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【第1429局】「イビアナ」って何?

皆さん、こんにちは。

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将棋には、多くの将棋用語があります。

「詰んだ」なんて言葉は一般的にも使われるので、わかるかなと思いますが、戦法の名前になると全くわかりません。

将棋をしている私ですら、知らない戦法名があります。

 

将棋をしていると、イビアナなんて言葉を聞くことがあります。

「イビアナ」って何?

 

「イビアナ」とは、居飛車穴熊の略語です。

そう、私はずっとただ居飛車穴熊の略語だと思っていました。

 

実は「イビアナ」は、「珍獣イグアナに由来」(東 1996: 96)するそうです。

由来まで知らなかった私。将棋に関して知らないことはまだまだあるのだなと思いました。

 

参考文献:東公平,1996,『熱闘!100番勝負ーー将棋・珍プレー好プレー朝日ソノラマ

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