【第1095局】駒に漢字を使う

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

将棋の駒は、漢字表記であり、漢字で種類の違いを把握しています。

その一方で、チェスや東南アジアの駒は、立体的なものであり、駒に文字を記すということはみられません。駒の形の違い以外には、刻みや印程度のもので区別していました。

駒に漢字を用いている将棋は、日本将棋の他、主にチャンギ(朝鮮)、シャンチー(中国)があります。

 

まだ将棋がどこから日本に上陸したのか、その伝来背景は明らかになっていませんが、駒に漢字を使用していることから、朝鮮や中国の将棋と何かしら関係がありそうです。

もし、朝鮮や中国以外のところから伝来したのであれば、日本の将棋は当初立体的な駒だった可能性もあります。

 

少なくとも、南北朝時代の「麒麟抄」に将棋駒の漢字の書き方が記されていることから、この頃には、漢字表記が確立されていたことがわかります。

 

これから将棋の歴史が明らかになってくると思うと、こうした将棋駒の歴史も分かってくると思います。楽しみです!

 

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708文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。