皆さん、こんにちは。
将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。
それでは対局を始めさせていただきます。
将棋の駒は、漢字表記であり、漢字で種類の違いを把握しています。
その一方で、チェスや東南アジアの駒は、立体的なものであり、駒に文字を記すということはみられません。駒の形の違い以外には、刻みや印程度のもので区別していました。
駒に漢字を用いている将棋は、日本将棋の他、主にチャンギ(朝鮮)、シャンチー(中国)があります。
まだ将棋がどこから日本に上陸したのか、その伝来背景は明らかになっていませんが、駒に漢字を使用していることから、朝鮮や中国の将棋と何かしら関係がありそうです。
もし、朝鮮や中国以外のところから伝来したのであれば、日本の将棋は当初立体的な駒だった可能性もあります。
少なくとも、南北朝時代の「麒麟抄」に将棋駒の漢字の書き方が記されていることから、この頃には、漢字表記が確立されていたことがわかります。
これから将棋の歴史が明らかになってくると思うと、こうした将棋駒の歴史も分かってくると思います。楽しみです!
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708文字により、対局終了になります。
ありがとうございました。