【第1164局】感想戦においての姿勢

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

将棋を指した後、感想戦というものを行います。

感想戦とは、対局を再度再現し、お互いに振り返り最善の手を検討することです。

 

そのときの姿勢として、自分が指した手を褒めることなく、謙虚な姿勢であることが大切です。(無意識にそのような姿勢をしている気もしますが)

このような部分にも私は将棋の良さを感じたりしています。

 

将棋と少し話が逸れますが、日本人の結婚についての考えを引用したいと思います。

「他人に対して夫や妻が、それぞれの半身のことを、それが善き半身であるか、悪しき半身であるかは別にして、かわいい、聡明である、優しい、などと語るのを聞くと、私たち日本人にはとてもわざとらしく聞こえる。自分自身のことを『聡明な私』とか、『私の素晴らしい気質』などと表現するのは、果たしてよい趣味といえるだろうか。私たち日本人は、自分の妻をほめることは、自分の一部をほめることだと考える。そして自画自賛は、日本人にとっては少なくとも悪趣味以外のなにものでもない、とされている。」(新渡戸稲造「武士道」、三笠書房、2013年.)

 

長く引用しましたが、私はこうした側面が将棋の感想での姿勢にもいえるのではないかと思います。

私は、自分の指した手を自画自賛することは、悪趣味以外のなにものでない、そしてそこに成長はないということも付け加えたいと思います。もっというのであれば、そこにはが欠けているとも指摘したいです。

 

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894文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。