【第1226局】朝鮮・中国将棋の駒

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

私たちが普段遊んでいる将棋の駒は黄楊という木が最良とされています。漆も書体も美しく、木目も楽しめる、まさにゲーム用具を超えた芸術作品であるといえます。

今回は、日本将棋の駒の話ではなく、朝鮮将棋と中国将棋の駒の話です。

簡単ではありますが、それぞれの駒をまとめてみました。

 

朝鮮将棋(チャンギの駒は、八角形であり、桜の木を最良としており、樹皮つきであることが条件です。大きさも決まっており(大きいもので、直径5cm、厚さ1,5cm)、現代はサイズが合う桜の木を見つけることが厳しいとのことで、他の木を用いています。

それにしても、樹皮つきとは、なんておしゃれなんだ?(笑)

実際に、写真で見たいと思い、調べたのですが、ザッと調べた限り樹皮つきの駒は出てきませんでした。その真偽を確かめることは今後の課題とします。

 

中国将棋(シャンチーの駒は、丸い形であり、宝石である中国翡翠が用いられていました。輸入用で竹で作られたものもあります。

他は、観賞用で象牙や陶製のものもあります。

宝石で作るとは、すごいコストがかかりそうですね。

中国の子供たちは、瓶の蓋で代替して、遊んでいるとのこと。

 

実は、個人的に将棋の盤駒の製作にすごい興味があります。将棋駒や将棋盤に詳しい方、いろいろと教えてください。

 

今回、将棋駒ではなく、他国の将棋駒について採り上げてみました。他国のものと比較することで、日本将棋の駒の良さに気づいたりするものです。比較は大事ですね。

 

参考文献:山本亨介「将棋庶民史」、朝日新聞社、1972年.

 

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945文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。