【第1284局】将棋のインチキ02

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する？」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

昨日、将棋のインチキについて採り上げました。将棋のインチキは、まだまだされていたようです。

昨日のインチキ方法では、段位者に対してはバレてしまうということで、もっとハイグレードな方法を今日紹介します。

といっても、絶対にインチキしないようにお願いします。あくまでも、こんなインチキが実際に行われていたという知識程度にとどめておくようにお願いします。

今回も花村（1976）から引用したいと思います。

　盤上の駒にチョコチョコさわって、すべての駒をマス目からずらしはじめる。そして端からなるべく遠く1六歩と進めるなら、7六のあたりに手つきよく駒を打つ。チョコチョコしていたのが、急にパチンと気合鋭く打ちおろされるから、相手はフッとそこに神経がいく。そのスキにサッと端歩を進めてしまうのだ（花村 1976: 18）

確かに、自玉が端に追いやられたときなんか端歩がついてあって逃げ道があればな…なんて思うことがあります。

将棋はそうした細かいような一手で勝敗が分かれるゲームですからね。

参考文献：花村元司，1976，『ひっかけ将棋入門』KKベストセラーズ.

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