【第1352局】将棋の知性

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

将棋をしていると言うと、「賢い!」「頭いい!」と言われることありませんか?

私は、日本ではもちろん、海外にいる時も、将棋をしていると言うと「賢い」と言われたことがあります。ですが、実際の私は全く賢くなく、これまで小中高の先生から賢いと言われた記憶がありません。数値でしっかりと成績が表れるからでしょうね(笑)。

将棋という「難しいゲーム」というベールのおかげで、私は「賢い」と思われているようです。

 

と、私のことはおいといて、「知性」といってもいくつか種類があるようです。

「文字や図、数字などで表せる明示的な知性を『形式知』、言語では表せない暗黙的な知性を『身体知』や『経験知』」(いいだ・なむ 2022: 311)というみたいです。

 

この分類でいうと、将棋は、「形式知」でしょうか。ですが、私は「経験知」「身体知」も含まれるように思います。駒の木地、漆と指が触れる瞬間、駒と盤が発する音、昨日採りあげた相手のと対話など。さらに、将棋を通して人と繋がれること。これらも「経験知」「身体知」ではないでしょうか。

 

参考文献:いいだ・なむ,2022,『ゲームさんぽーー専門家と歩くゲームの世界』白夜書房.

 

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796文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。