【第1464局】3つのふるい

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

  
ある日、一人の弟子がソクラテスに言いました。
「先生、聞いてください。あなたの友達の一人があなたのことを悪く言っていることをお伝えします」

「ああ、そうですか。ただ、それを言う前に、その話が3つのふるい(フィルター)にかけられたかどうか教えてください」


「3つのふるい?」


「そうです、3つのふるいです。他の人について何かを話す前に、あなたが言いたいことをフィルタリングするのは良いことですよ。まず最初のふるいは、その話が真実なのかどうかです。私に話す前に、その話が真実かどうか確かめましたか?」

「いや、私はただ聞いただけで、、」

「わかりました。では、あなたはそれが真実かどうかはわからないんですね。でも、2つ目のふるいはどうでしょう?2つ目のふるいは、その話が良い話なのかどうかです。真実かどうか分からないにしても、あなたが私の友達について言いたかったのは、何か良いことですか?」

「いや、あまりよい話ではありません」

「では、3つ目のふるいを確かめてみましょう。3つ目のふるいは、役に立つかどうかです。あなたが私に伝えようとしている話は、なにか私に役に立つことですか?」

「いや、別に」
 
「わかりました。その話が、真実でなく、良い話でもなく、役に立つことでもないなら、 なぜ私に言いたかったのですか?」

人に何かを言う前に、3つのふるいをかけることが大切です。
 
また、人から何か話を聞くときに、自分のなかで3つのふるいをかけていきたいと思います。

 

 

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文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。