【第1504局】削るか積むか

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

彫刻作品を製作するとき、ひとつの大理石を目の前にして、まずは完成品を思い浮かべる。その後に余分な部分を取り除いていけば、残った部分が作品となる。

画家で建築家で詩人で彫刻家であったミケランジェロの言葉です。

 

確かに、最終形を思い描けば、削るのみで簡単です。ですが、最終形を完璧に思い描くことは素人にはできることではありません。

やはり、よほどの天才でない限り、ある程度の最終形に向かって積み上げていくしかないのです。

積み上げていくことすらも修正修正の繰り返しでうまくいくかも怪しいところです。

 

将棋の天才は、ミケランジェロのような工程で玉将を詰ませることができるのでしょうか。

 

将棋において玉将を詰ますために、駒を進めていく必要があるわけです。

「詰む」をめがけて手を「積む」。これに限るわけです。

 

将棋の天才でも、将棋の最終形をいまだ誰もみたことがないのですから。

 

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680文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。