【第1529局】プロになれないという決断

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

プロの将棋棋士になろうと思うと奨励会という機関に入る必要があります。

簡単に入ると書きましたが、奨励会に入ることは本当に難関です。

難関である奨励会に入ったとしても、プロ棋士になれるのは6人に1人と言われているほど熾烈な戦いです。

奨励会に入れたとしても、ずっと在籍できるわけではありません。

退会規定があり、余儀なく退会(26歳の年齢制限)をさせられます。

では、プロ棋士になれなかった者たちはどのような選択をするのでしょうか。

 

青野(2016)は、3つのタイプに分かれるといいます。

「①棋士になれそうもないと自分で見切りをつけて、早期に退会する人。②やや長期(5年以上ぐらい)在籍し、年齢制限の前に退会する人。③原則26歳の年齢制限まで在籍し、規定によって退会させられる人」(青野2016:60)。

 

奨励会社会学」のような研究があると面白いとは思うのですが、過酷な奨励会は、そう簡単に潜入できるものではありません。奨励会担当の棋士の先生も三段リーグの場にはいれないというぐらいですから。

 

文献:青野照市,2016,『プロ棋士という仕事ーー将棋界の不思議な仕組み』創元社

 

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781文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。