【第1656局】今も昔も副業する棋士

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

棋士が、公認会計士の資格を取ったり、ゲーム会社に就職と、かなり前に棋士が副業すると話題になりました。

ですが、昔の棋士も将棋の仕事以外に副業をしていたようです。

 

『大橋家文書』を分析した増川宏一は、「拝領地に関する記述から指導将棋を指したり、詰将棋集を献上するなどの将棋師としての側面以外の、家主・地主である宗桂の町民としての」(増川 2021: 162)仕事内容を明らかにしています。

 

将棋宗家は、どうしても江戸幕府からもらう奨励金では生活できず、拝領地を利用し、不動産業を営んでいたようです。

将棋めしも今に始まったことではないことは以前書きましたが、将棋棋士の副業も今に始まったことではなさそうです。

 

文献:増川宏一,2021,『近世・近代将棋資料〈大橋家文書〉の研究』法政大学出版局

 

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698文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。