【第1951局】古びた掛け軸

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

将棋は歴史ある伝統ゲームです。ですので、将棋盤や駒をはじめ、古くから受け継がれているものがあります。その一つに掛け軸があります。

 

昭和二十五年五月二十五日、東京大空襲で将棋連盟(大成会)が全焼した。幸い、コンクリート造りの倉庫の中身は無事で金さんは大八車を借り、一人で小日向台町から上目黒の自宅まで将棋盤、掛け軸、テーブルを運んだ。戦後に棋界が再開されて、これらの備品が役立った。旧中野の将棋連盟時代、今や長老となった棋士たちがチャブ台として使ったテーブルも、金さんが一人で運び出したものであった。現在、千駄ヶ谷に鉄筋コンクリート

五階建ての威容をほこる将棋会館の特別対局室には、古びた掛け軸がかかる。金さんが猛火の中から救い出した品だという(山本 1987: 37)

 

こういう小さなものもしっかりと受け継いでいきたいものですね。 

 

文献:山本亨介,1987,『将棋とっておきの話』筑摩書房

 

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文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。