【第677局】将棋はアート

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士6級のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

二人で一緒に共同作業をおこなう、
人生初の共同作業といったら、

「ウェディングケーキ入刀」と相場が決まっています。

 

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あああ、しかし、私は既に、その共同作業をやってしまいました。

ケーキ入刀じゃないですよ。

将棋です。

将棋も、二人で一緒に共同しながら、おこなうものです。


私は、
将棋は共同作業のアートであると考えています。

一般的な芸術作品(写真、絵画など)と同じアート。

何言っているんだと思いますよね(笑)

(とうとうアホさもここまできたか)

将棋をされている方はご存知かと思いますが、将棋には、綺麗な手筋、綺麗な局面といった言葉があり、勝敗だけでなく、実際に美しさも求めます。

対戦相手は勝負をする相手ではありますが、お互いに紡ぎ合いながら、一つの作品を創っているようにも思います。

一般的なアートと違うところは、一般的なものはすでに完成しているものであって、その完成したものを鑑賞します。完成までに至った経緯を辿ることはありません。

しかし、将棋をアートとして見た時に、将棋は製作者(対局者)の二人の意図を辿りながら、鑑賞することができます。

その行為は、そう、「棋譜並べ」なのです。


製作者のその時の考え方を棋譜によって一手一手辿っていけるのです。

絵筆の代わりに、将棋の駒を。

キャンバスの代わりに、将棋の盤を。

二人で、共同しながら、交互交互に絵筆である駒を使って、キャンバスに絵を描いていく、共同作業の芸術。


二人で共同しながら作り上げていくアート作品


ウェディングケーキ入刀のときみたいに、ケーキはありませんけどね。

あ、タイトル戦とかには、おやつとしてケーキが出ることもありますか…。

披露宴の場合は、その後、お互いの口にケーキを入れて食べさせる「ファーストバイト」があります。

でも、将棋の対局者どうしが、お互いの口にケーキを食べさせてたら…それは、ちょっとイヤですね。

 

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1039文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。