【第1336局】指し手でわかる

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

これはこの人の指し手だ!ってなったことはありますか。

指し手が誰のものかがわかると言います。

 

本因坊道知と宗銀とのエピソードです。

本因坊道知と宗銀はいつも平手で将棋を指しており、いつも本因坊道知が勝っていました。

ある日、宗銀の父宗桂が旅から帰宅した際に、宗銀は本因坊道知との棋譜を宗桂に見せました。その棋譜から、宗桂は敗因を分析しました。

その後、宗銀は本因坊道知と対局しました。中盤に差し掛かった時に、宗銀は、宗桂からアドバイスもらった手を指しました。すると、本因坊道知は「宗桂どのが帰られたな?」と言ったといいます。

 

一つの指し手で本因坊道知は宗桂が旅から帰ってきて、宗銀に指導をしたことを見抜いたのです。

 

この手はあの人らしいなど現代でも言われたりします。

将棋はその人を表現する、これは本当かもしれません。盤上に偽りはなしか…。

 

YouTube

https://www.youtube.com/channel/UCUcEJTD_O8JjybKd5lguebg?view_as=subscriber

Instagram 

https://www.instagram.com/iori101/

Twitter 

https://mobile.twitter.com/M_iori101

Podcast

https://anchor.fm/shogi_iori

 

664文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。