【第1011局】将棋に関する最古の記述

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

将棋に関する最古の記述として、藤原行成が書いたとされる麒麟があります。書法や書論を記した「麒麟抄」の第七巻に将棋駒の書き方に関する記述があります。

 

「(将棋の駒を書くのは)楷書でも行書でもよく、細堅く、波をうたせるように力強く、規模を大きく見せるように書くべきだ。駒の字の上半分は鮮やかに四角く、楷書でも行書でも大きく力強く書くべきだ。(駒の裏の)金の字は草書で書くべきだ。将棋の駒は小さいので台にはめて、台ごと手に持って書くべきだ。」増川宏一(1985)『将棋Ⅱ』,法政大学出版局.)

 

この「麒麟抄」の記述から11世紀初期には、将棋が行われていたことがわかります。

 

将棋におけるハンディ戦を研究する上で、将棋の歴史に関する記述をみていく必要は十分にあります。未だ明らかになっていない、将棋の歴史、将棋の派生などにも、今後考察していき、皆さんにシェアしていきたいと思います。

 

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690文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。