【第1220局】いつから順位戦が始まったか

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

今のプロ将棋界では、順位戦というものがあります。

この順位戦はいつから始まったのでしょうか。

 

調べてみると、昭和番付編成将棋というものが基盤となっていることがわかります。

1940820日に「東京朝日新聞」は、「闘志を磨く新棋戦」と題して、総平手の画期的な大棋戦『昭和番付編成将棋』を開始し、全棋士をランキング制としました。
 
実際に、一次資料にあたり、1940820日の「東京朝日新聞」をみてみました。

「▷東西総當り、総平手戦とする▷毎月一定の期間中に格段一齊に対局する▷組合せは各棋士の星数を参酌して作製の上毎月酸表する▷白星(勝)黒星(負)の数は番附の地位上下に響くは勿論給興金の増減に直接関係する▷不戦勝・敗制を設けて厳重にこれを行ふ▷番附は六ヶ月毎に編成替を行ひ次場所へ移る準備期間を利して優秀者選抜棋戦を行ふ▷大関にして二場所勝越した時は張出横綱に控ゑて特別の待遇を興へる▷千日手は翌日直ちに指直し、再度發生の場合には引分として双方半星を興へる▷持将棋も双方半星とする」(「東京朝日新聞」1940年8月20日)。

 

駒落ち戦が主流であった時代に、総平手戦にして、全棋士をランキング制にしたことは、将棋ファンの注目を集めたといいます。今の私たちも、順位戦に注目し、盛り上がっています。今も昔も順位戦は注目の的であったようです。

 

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869文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。