【第1512局】棋譜の見方を教える

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

将棋には棋譜(楽譜のようなもの)というものがあります。この棋譜のおかげで江戸時代の将棋が現代でも再現できるわけです。ですが、「1一香」であったり、「7五龍」と言われても、将棋を知らない人はさっぱりです。

 

ましてや、幼稚園生や小学校低学年など、もっと分かりません。

ですが、幼稚園生や小学校低学年に将棋を教えていて、たまにルールも完璧、戦法を一つ覚える子が出てきます。そうした子が、この棋譜に興味を持つわけです。

 

さあ、棋譜といった言葉で説明できない子にどう教えるか。

まず、「マス目」の存在を教える必要があります。ここで「マス目」という単語を使うといけません。「マス目」は「お部屋」と言い換えます。「将棋には81個のお部屋があるんだよ」と説明するわけです。

つぎに、「符号」です。縦方向の列を筋といい数字(1〜9)、横方向の列を段といって漢数字(一〜九)で表します。

これを上のように説明すると、うまく伝わりません。

「符号」は「お部屋の番号」と言い換えます。このように将棋の専門用語で説明しないということが大事なわけです。専門用語を使うと教えるのはすごい楽です。

ですが、伝える側は難しい手段を使うことによって、教わる側はわかりやすくなるわけです。

 

まだまだ、将棋をうまく説明することはできませんが、これからも試行錯誤していきたいと思います。

 

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865文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。