【第1729局】奨励会は誰が作った?

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

プロ育成機関である「奨励会」(新進棋士奨励会)という機関があります。ここでは、全国からプロ棋士を目指す少年少女が入会し、切磋琢磨しています。いわゆるプロ棋士の登竜門です。
 
その「奨励会」(新進棋士奨励会)はどのように発足したのでしょうか。
 
奨励会」(新進棋士奨励会)は、大阪曽根崎で呉服商をしていた田中房太郎という人が作ったようです。
発足当時は「月2回の奨励会対局びに、みんなに親子丼と交通費として50銭」(大山 1988: 17)がもらえたようです。当時は、棋士といっても将棋だけではなかなか生活していくことが厳しく、ほとんどの棋士が副業的なことを行なっていたようです。
そのような中、こうして将棋界を支援する人がいたからこそ今の将棋界があるのです。もちろん、大山康晴先生の将棋会館設立などもすごい実績ではありますが、今回の人に対しても、もっとスポットがあたってもいいのではないかとも思います。
 
文献:大山康晴,1988,『我が出会いーー交友録65年』リクルート出版.
 

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789文字により、対局終了になります。

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