【第1749局】指導対局の定法?

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

プロ棋士の先生方に指導対局をお願いするとき、平手(ハンディキャップ)では到底勝つことができないため、駒落ち(ハンディキャップ)をお願いします。

 

基本的にこちら側が手合いをお願いするのですが、その駒落ちは様々です。

プロ棋士の先生方は、各駒落ちにどのように対応しているのでしょうか・

 

山崎先生は、「飛車落ち、角落ちで挑んでくる人は(駒落ちはファンから申告する)、それなりに腕に自信がある人なので、押したり引いたりプロの駆け引きの妙のようなものを味わってもらって、最終的にプロが勝つ。二枚落ちの場合はまず攻める感覚を楽しんでもらう。四枚落以上落とすことになるとかなり棋力が落ちる人なので、プロを詰ませて勝つ喜びを持ってもらう。つまり四枚落ち相手にはプロは必ず負けるようにする」(神田 2020: 82-3)といいます。

 

さすがプロです。私が児童館や幼稚園で教える時にはその子の性格に合わせるようにしています。負けず嫌いの子にはギリギリ勝つように、活発な子にはギリギリ負けるように、大人しい子には圧倒的に負けるようにという具合です。

なかなか駒落ちする側も難しいものですよ?(笑)

 

文献:神田憲行,2020,『一門”冴えん師匠”がなぜ強い棋士を育てられたのか?』朝日新聞出版.

 

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886文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。