【第1790局】目上の人へ

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

将棋は、多くの礼儀作法が盛り込まれています。例えば、目上の人を上座に座らせる、駒箱は目上の人が開けるなど。そして、将棋の駒には「王将」と「玉将」があり、目上の人に「王将」をもたせます。こうした点を日本文化だ、という主張をみることがあります。

確かに、将棋には日本文化や日本の思想が反映されていると思います。

ですが、目上の人に対するこうした行為は将棋だけではないようです。

チャンギは「漢」と「楚」の陣営に分かれて対局します。「朝鮮では昔から老紅少青といって、年長(強者)が赤い字で書いてある漢を、年少(弱者)が青い字で書いてある楚を持つ。『弱者先手』のとおり、楚が先手である」(岡野 2007: 121)ようです。

 

伝統的な盤上遊戯にはその国の特性や文化が背景にあるようです。そうした側面を明らかにしていくのは面白いですね。

 

文献:岡野伸,2007,『東洋の将棋』大阪商業大学アミューズメント産業研究所.

 

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755文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。