【第1550局】対局どうでした?

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

将棋大会に友達や知り合いが出ていると、その人の結果が気になるものです。それはプロ棋士間においてもそうだと思います。

ですが、先崎(2015)はこないだの対局、どうでした?という質問が将棋界から消えたといいます。

その理由は、インターネットで確認できるから!

確かに、インターネットで確認できるなら、もし負けてる可能性もあるので、直接聞こうとはならないかと思います。

このことはインターネットの発展によって、将棋界から消えた文化の一つかと思います。

 

また先崎(2015)は「こないだの対局、どうでした?」に対する定番の返し方があるといいます。

勝った場合の一つは「なんとか」。これは謙遜も含めた「なんとか勝ちました」の略です。

勝った場合のもう一つ返しは、「運良く」。そして、「先番でした」です。これは囲碁からきているようで、囲碁では先手番は強いとされます。そのため、先手番だったので勝ちましたという意味があります。

最後は、「勝たされました」もあるようです。これは「負かされた」の逆であります。この返しは初めて知りました。

これらには、謙遜の意味が含まれることがわかります。将棋では、勝ったとしても決して威張るのではなく、謙虚な姿勢が求められます。

謙虚な姿勢で励んでいきたいですね。

 

もし、負けたときは難しい言い回しなど使わず、「悔しいです」「辛いです」と言っていいと思います。プロのなかには、「死にたいです」という人も多いみたいです。その悔しさをバネに力をつけていけばいいんです。

 

文献:先崎学,2015,『摩訶不思議な棋士の脳』マイナビ出版

 

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966文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。