皆さん、こんにちは。
将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。
それでは対局を始めさせていただきます。
将棋大会に友達や知り合いが出ていると、その人の結果が気になるものです。それはプロ棋士間においてもそうだと思います。
ですが、先崎(2015)は「こないだの対局、どうでした?」という質問が将棋界から消えたといいます。
その理由は、インターネットで確認できるから!
確かに、インターネットで確認できるなら、もし負けてる可能性もあるので、直接聞こうとはならないかと思います。
このことはインターネットの発展によって、将棋界から消えた文化の一つかと思います。
また先崎(2015)は「こないだの対局、どうでした?」に対する定番の返し方があるといいます。
勝った場合の一つは「なんとか」。これは謙遜も含めた「なんとか勝ちました」の略です。
勝った場合のもう一つ返しは、「運良く」。そして、「先番でした」です。これは囲碁からきているようで、囲碁では先手番は強いとされます。そのため、先手番だったので勝ちましたという意味があります。
最後は、「勝たされました」もあるようです。これは「負かされた」の逆であります。この返しは初めて知りました。
これらには、謙遜の意味が含まれることがわかります。将棋では、勝ったとしても決して威張るのではなく、謙虚な姿勢が求められます。
謙虚な姿勢で励んでいきたいですね。
もし、負けたときは難しい言い回しなど使わず、「悔しいです」「辛いです」と言っていいと思います。プロのなかには、「死にたいです」という人も多いみたいです。その悔しさをバネに力をつけていけばいいんです。
文献:先崎学,2015,『摩訶不思議な棋士の脳』マイナビ出版.
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966文字により、対局終了になります。
ありがとうございました。