【第1915局】封じ手の使い道

皆さん、こんにちは。

将棋普及棋士初段のIORIがお送りする「将棋する?」のお時間です。

それでは対局を始めさせていただきます。

 

プロのタイトル戦では、立会人がいたり、封じ手など将棋界独特の文化があります。

今回は、封じ手を取り上げてみたいと思います。

 

Wikipediaによると封じ手とは、「持ち時間制の対局を途中で中断する場合に、手番のプレイヤーが中断中も次の手を考え続けられるのでは不当に有利になり、持ち時間制の興も削がれる。このような不公平をなくすために、封じ手が用いられる。

具体的には、中断の規定時刻が来ると手番のプレイヤーは次の一手を決め、相手のプレイヤーに知られないよう紙に記入し、封筒に入れて封をする。これを再開後に開き、記入しておいた手を指して続行する。この方式により、中断中は双方とも相手の次の手がわからない状態で局面を考えなくてはならない。封じ手は規定の時刻前に行うこともできる(この場合、規定時刻まで持ち時間を消費したものとして扱う)。また、規定の時刻に達しても、ただちに封じる必要はなく、持ち時間のある限り次の手を考慮してよい」とあります。

今では封じ手の記入用紙と封筒はオークションに出されるなどチャリティーイベントで活用されています。封じ手といえば、私もオークションで高い値段で落札されるイメージがあります。

 

ですが、封じ手の記入用紙と封筒はオークションに出され始めたのは、最近のことです。

これまでは、「立会人の先生が無造作にゴミ箱に捨てて、誰も拾ったりしなかった」(弦巻 2023: 200)そうです。当時に戻って、ゴミ箱を持って帰りたいですね(笑)。

 

文献:弦巻勝,2023,『将棋カメラマン:大山康晴から藤井聡太まで「名棋士の素顔」』小学館

 

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1027文字により、対局終了になります。

ありがとうございました。